2013年02月01日
平成25年1月22日、呉竹医療専門学校10階合同教室において、メジャーリーグサンフランシスコジャイアンツの専属鍼灸トレーナーとして活躍されている小川波郎先生と、アメリカバークレー鍼・統合医療専門職大学院学長兼CEOの田中康夫先生のお二人にご講演いただきました。
小川先生からは、メジャーリーグでのトレーナー活動について、ライセンスの日米比較、SFジャイアンツの医療チーム、アスレチックトレーナーとセラピストの業務などに触れられ、何故セラピストを目指したのか、トレーナーとしてどんな資質が必要なのかなどのお話いただきました。合間には、ワールドチャンピオンズリングの実物や、SFジャイアンツの施設や鍼灸治療室などの写真のほか、球場内から撮影した開会式や優勝パレードの様子など印象に残る貴重な映像もご披露いただきました。
田中先生からは一流プロの「原理原則」について、アメリカと日本の考え方の違いに触れられ、一流のセンスを身につけるために必要なことなど、多くの成功者から先生ご自身が感じとられた「成功の共通項」についてご披露いただきました。
お二人のご講演の後には、対談形式で学生の質問にお答えいただきました。小川先生には「鍼灸師がメジャーリーグで活躍できるように道筋をつけたい」とのお考えをお話いただいたほか、「アメリカでは鍼灸治療の情報が少ないので、日本でしっかり勉強して、ぶれない自分のスタイルを確立してほしい」と学生にエールを送っていただきました。
小川先生、田中先生には、お忙しいところ長時間に渡りご講演いただきまして本当にありがとうございました。
本校には、”トレーナーを目指すもの”や”海外で活動したいと考えているもの”が多数在籍しています。当日は、準備した70席では足りず、立ち見がでるほど盛況でした。今回のお話は学生らに新たな目標を与え、学習意欲を掻き立てるものとなりました。いつの日か、本校から小川先生に続くものが現れることを願っています。
ご講演後、小川先生のご好意により、ワールドチャンピオンズリングを撮影させていただきました。リングの側面には先生のお名前、もう一方にはサンフランシスコの観光名所ゴールデンゲートブリッジが描かれていました。
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